MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

画層上書きプロパティ

「印刷スタイル」ダイアログボックスの「画層」タブでは、印刷時にどの画層をオンおよびオフにするかを定義します。そのためには、画層上書きエントリを指定する必要があります。

既定では、印刷オーガナイザはデザインファイル内の画層を、最後に保存されたとおりに印刷します。印刷定義には画層テーブルが保存されていないからです。画層上書きエントリの目的は、必要に応じてこうした既定の動作を無効にすることです。

複数の印刷スタイルで定義された画層上書きエントリは結合されません。したがって、既定の印刷スタイルとプリンタドライバを構成ファイルに割り当てられた印刷スタイルのそれぞれで画層上書きエントリが指定してあるとすると、先に読み取られる既定の印刷スタイルの画層上書きエントリは無視され、後に読み取られるプリンタドライバ構成ファイルに割り当てられた印刷スタイルの画層上書きエントリが使用されます。

「印刷スタイル」で「印刷定義の画層をクリア」チェックボックスをオンにすると、「画層を印刷」リストボックス内のすべての画層上書きエントリが削除されます。この印刷スタイルを印刷定義のグループに適用すると、画層上書きエントリは一切使用されないことになります。

注記: ビルド10.16.00.80、10.16.01.56、10.16.02.34および10.16.03.11を使用している場合、優先する画層の変更は保持されません。上記のビルドで変更を修正した場合、同様の表示を行うには、リリースされている最新ビルドのデザインファイルで優先する画層に対する同様の変更を維持する必要があります。ネストされたdwg参照を持つdwgデータセットは、この変更の影響を受けます。