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複合連結と複合図形の使用

複合連結("複合文字列"とも呼ばれる)とは、単一のエンティティとして操作するためにグループ化された、開いた要素(線分、連続線分、円弧、曲線)の連続のことです。

複合図形とは、複合連結と同様に、単一のオブジェクトとして操作するためにグループ化された、開いた要素の連続のことです。複合連結との違いは、複合図形の最初と最後の要素が接続されていて、図形が閉じている点です。



左:「複合図形を作成」ツールを使用して弧と連続線分から作成された複合図形。中央と右:「領域から複合図形を作成」ツールで作成された円とブロックの和および積。

「グループ」のツールを使用して、既存の要素から複合連結および複合図形を作成することができます。また、 「スマートラインを配置」 ツールを使用して複合図形や複合連結を作成することもできます。

注記: 複合連結と複合図形は複合要素です。複合要素とは、2つ以上の要素をグループ化して、単一のエンティティとして操作されるようにしたもののことです。セルは複合要素でもあります(Bentley製品用のアプリケーションソフトウェアを開発する場合、"複合ヘッダー"要素が各グループのDGNファイルに記憶されることに注意してください)。グループ化を元に戻すには、「グループ」ツールボックス 「要素を分解」 ツールを使用して、複合要素の状態を解除します。つまり、複合要素をその構成要素に分解して、個別に操作できるようにします。