MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「バッチ処理」ダイアログボックス

個々のファイルまたはファイルのディレクトリ全体に対して実行可能なスクリプトを作成および実行するために使用します。スクリプトは、コマンド、MicroStation VBAマクロ、またはMDLアプリケーションを実行できる一連のMicroStationキー入力コマンドが含まれるテキストファイルです。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • リボン:「ファイル」 > 「ツール」 > 「バッチ処理」


キー入力: MDL SILENTLOAD BATCHPROCESS
設定説明
新規バッチ処理ジョブ


バッチ処理設定値を新しいバッチ処理ジョブファイルに保存します。このアイコンは、「タスクを処理」リストにファイルが表示されている場合のみ使用することができます。このアイコンをクリックすると、設定値を保存することを確認する必要があります。「はい」をクリックすると、「バッチ処理ジョブファイルを保存」ダイアログボックスが開きます。ジョブファイルの名前を入力し、「OK」をクリックします。

バッチ処理ジョブファイルでは、*.bprc拡張子が使用されます。

BATCHPROCESS NEW
注記: 「バッチ処理ジョブファイルを保存」ダイアログボックスのコントロールは、「名前を付けて保存」ダイアログボックスのコントロールと同様です。
バッチ処理ジョブを開く


既存のバッチ処理ジョブファイルを開きます。設定値を修正し、バッチ処理を再実行することができます。

このアイコンをクリックすると、バッチ処理設定値をバッチ処理ジョブファイルに保存するかどうかを選択することができます。次に、「バッチ処理ジョブファイルを開く」ダイアログボックスが開きます。

BATCHPROCESS OPEN
注記: 「バッチ処理ジョブファイルを開く」ダイアログボックスのコントロールは、「開く」ダイアログボックスのコントロールと同様です。
バッチ処理ジョブを保存


バッチ処理設定値をバッチ処理ジョブファイルに保存します。
BATCHPROCESS SAVE
処理するファイルまたはディレクトリを追加


「処理するファイルとディレクトリを選択」ダイアログボックスが開きます。


完全に展開された「処理するファイルとディレクトリを選択」ダイアログボックス

処理するディレクトリまたはファイルを選択して、「追加」をクリックします。選択したディレクトリまたはファイルに対する指定が、「選択されたファイル」リストボックスに一覧表示されます。

以前に選択したディレクトリまたはファイルを処理対象から除外する場合は、このリストボックスで選択して「削除」をクリックします。

BATCHPROCESS ADDDGN
注記: Windowsエクスプローラのファイルまたは「エクスプローラ」のモデルを、「バッチ印刷」ダイアログボックスの「タスクを処理」リストにドラッグできます。同様に、現在のセッションまたは別に開いたMicroStationセッションの「モデル」ダイアログボックスからリストボックスにモデルをドラッグすることもできます。
ファイルを削除


選択したファイルを「タスクを処理」リストから削除します。
BATCHPROCESS DGNREMOVE
バッチ処理ジョブを処理


「処理するファイル」ダイアログボックスが開き、処理対象のすべてのファイルが表示されます。


「処理」をクリックすると、バッチ処理が開始されます。

「処理」ボタンのラベルは自動的に"一時停止"に変わり、「ステータス」列に処理中のファイルが示されます。「一時停止」をクリックすると、コマンド間の処理が中断されます。処理を再開するには「続行」をクリックします。

処理が完了すると、「一時停止」ボタンのラベルが"終了"に変わります。

BATCHPROCESS PROCESS
選択した変換を処理 オンの場合、「タスクを処理」リストで選択したファイルまたはディレクトリのみが処理対象になります。オフの場合、リストのすべてのファイルが処理対象になります。
コマンドファイル キー入力コマンドが含まれるコマンドファイル(スクリプト)が一覧表示されます。このスクリプトは、「タスクを処理」リストの各ファイルに対して実行されます。
コマンドファイルを参照 「コマンドファイルを選択」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、バッチ処理に使用するコマンドファイルを選択することができます。
コマンドファイルを編集 テキストエディタウィンドウでコマンドファイルが開きます。
新規コマンドファイルを作成 「コマンドファイルを作成」ダイアログボックスが開きます。

新しいファイルの名前を入力し、「OK」をクリックします。既定の.txt拡張子が使用されているコマンドファイルは、テキストエディタウィンドウで開きます。



MicroStationコマンド、MicroStationVBAマクロMDLアプリケーションMicroStationキー入力コマンドを入力します。

初期モデル 各ファイルで処理されるモデルを指定します。「全モデル」または「既定モデルのみ」を選択します。

処理するファイルとディレクトリを選択すると、ファイルの「モデル」設定値を修正することができます。修正するには、「タスクを処理」リストの「モデル」設定値をクリックして修正します。

または、「タスクを処理」リストでファイルを選択します。「初期モデル」設定値を選択し、「適用」をクリックします。

適用 「初期モデル」設定値を、「タスクを処理」リストで選択したファイルに適用します。
タスクを処理 コマンドファイルを使用して処理するファイルが一覧表示されます。各ファイル内の処理対象のモデルも示されます。「タスクを処理」リストは、次の方法で修正できます。
  • タスクの処理順序は連続番号列(見出しが"#")で示されます。タスクリストは任意の列を基準にソートすることができますが、順序を修正する「編集」メニュー項目は、"#"列を昇順にソートした場合のみ有効になります。
  • 「ファイル」列で、ディレクトリの末尾にワイルドカード文字列*\を追加して、サブディレクトリも含めることができます。
  • 「ファイル」列で、サブディレクトリにある特定のファイルタイプが含まれるように指定できます。たとえば、c:\projects\ディレクトリとそのサブディレクトリから拡張子が.dgnのすべてのファイルを処理するには、c:\projects\*\*.dgnを読み込むように入力を編集します。
  • タスクの「モデル」設定値を修正するには、「タスクを処理」リストで設定値をクリックして修正します。
「ファイル」 > 「新規」 「新規バッチ処理ジョブ」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
「ファイル」 > 「開く」 「バッチ処理ジョブを開く」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
「ファイル」 > 「保存」 「バッチ処理ジョブを保存」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
「ファイル」 > 「名前を付けて保存」 「バッチ処理ジョブファイルを保存」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、現在のバッチ処理ジョブファイルを新しい名前で保存することができます。
BATCHPROCESS SAVEAS
「ファイル」 > 「処理」 「バッチ処理ジョブを処理」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
「ファイル」 > 「終了」 「バッチ処理」ダイアログボックスを閉じます。バッチ処理設定値をバッチ処理ジョブファイルに保存するように求めるメッセージが表示されます。
BATCHPROCESS EXIT
「編集」 > 「ファイルを追加」 「処理するファイルまたはディレクトリを追加」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
「編集」 > 「アクティブファイルを追加」 アクティブファイルを、処理するファイルとディレクトリのリストに追加します。
BATCHPROCESS ADDACTIVEDGN
「編集」 > 「ファイルを削除」 「ファイルを削除」アイコンを選択した場合と同じ操作を行うことができます。
BATCHPROCESS DGNREMOVE
「編集」 > 「ログファイルオプション」 「ログファイルオプション」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスでは、バッチ処理中に生成されるログファイル用のオプションを設定します。


BATCHPROCESS LOGFILEOPTS
「編集」 > 「ファイルを最上位に移動」 「タスクを処理」リストで選択したファイルをリストの一番上へ移動します。
BATCHPROCESS DGNTOP
「編集」 > 「ファイルを上位に移動」 「タスクを処理」リストで選択したファイルをリスト内で1つ上の位置へ移動します。
BATCHPROCESS DGNUP
注記: ファイルが「#」列で昇順にソートされている場合は、リストボックス内の1つ以上のファイルを目的の場所までドラッグすることができます。
「編集」 > 「ファイルを下位に移動」 「タスクを処理」リストで選択したファイルをリスト内で1つ下の位置へ移動します。
BATCHPROCESS DGNDOWN
注記: ファイルが「#」列で昇順にソートされている場合は、リストボックス内の1つ以上のファイルを目的の場所までドラッグすることができます。
「編集」 > 「ファイルを最下位に移動」 「タスクを処理」リストで選択したファイルをリストの一番下へ移動します。
BATCHPROCESS DGNBOTTOM