MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「マークアップ」ダイアログボックス

使用法Bentley Navigatorのオーバーレイファイルに付加されたマークアップを表示します。マークアップは、注釈テキスト、手書き朱入れ、ペンおよび領域ハイライトにすることができます。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。

  • リボン:「作図」 > 「ホーム」 > 「本図」 > 「続き」
  • リボン:「作図」 > 「注釈」 > 「本図」 > 「続き」
  • リボン:「作図」 > 「分析」 > 「朱入れ」
  • リボン:「モデリング」 > 「ホーム」 > 「本図」 > 「続き」
  • リボン:「管理」 > 「ホーム」 > 「本図」 > 「続き」
  • ツールボックス:本図ツール
ヒント: MARKUP DIALOG OPEN(キー入力コマンド)を使用して、このダイアログボックスを開くこともできます。

「マークアップ」ダイアログボックスは、次の2つのセクションに分かれています。上部のセクションにはマークアップに関する情報が表示されます。下部のセクションには、マークアップのプロパティに対して行われた変更および確認者が手動で追加した注記が自動的に表示されます。既定では、「マークアップ」ダイアログボックスはアプリケーションウィンドウの下部に収納されています。

表示される情報の列を変更するには、列見出しの行を右クリックします。メニューを使って、列をオンまたはオフに切り替えます。各列の項目を昇順または降順にソートする場合は、列見出しをクリックします。

MicroStationを使用して*.overlay.dgnファイルを開く場合は、「マークアップ」ダイアログボックスで、マークアップの削除や属性表示モードへの切り替えなどの追加オションを使用できます。



注記: 「マークアッププロパティ」ダイアログボックスを使用して、「名前」、「注記」、「優先度」、「ステータス」、「割り当て先」、「期限」、「確認者」、「承認者」、「テンプレート」、およびユーザー定義1~4フィールドを変更することができます。「マークアッププロパティ」ダイアログボックスを開く場合は、マークアップを右クリックして、ポップアップメニューから「プロパティ」を選択します。「マークアッププロパティ」ダイアログボックスで行った変更はすべて、「マークアップ」ダイアログボックスの「コメント」セクションの監査証跡を始めとする各セクションに自動的に反映されます。
設定説明
マークアップをフィルタ ドロップダウンメニューから、リストボックスに表示するマークアップを選択できます。
  • 関連マークアップ - 指定したマークアップパスのうち、同じソースDGNファイルに関連するすべてのマークアップを表示します。
  • すべてのマークアップ - 「マークアップの設定値」ダイアログボックスの「マークアップの検索パス」メニューで設定したマークアップパスのマークアップをすべて表示します。
マークアップをリフレッシュ


(「関連マークアップ」または「すべてのマークアップ」のみ)新しいマークアップの作成後や、設定されたパスの変更後に、設定されたマークアップパスのマークアップを強制検索するために使用します。
マークアップ変更をコミット


(ProjectWiseのみ)開いているファイルに加えた変更を、ファイルを閉じたりチェックインしたりせずにProjectWiseに保存するために使用します。この項目は、ファイルの変更がまだProjectWiseに保存されていない場合に有効になります。詳細については、ProjectWise Explorerのヘルプを参照してください。
マークアップの設定値


「マークアップの設定値」ダイアログボックスを開きます。このダイアログボックスはマークアップシートファイルへのパスを設定するために使用します。
PDFに印刷


「出力PDFファイルを保存」ダイアログボックスが開き、マークアップが表示されたビューウィンドウをPDFファイルに保存できます。このダイアログボックスのコントロールは、「名前を付けて保存」ダイアログボックスのコントロールと似ています。1つまたは複数のマークアップを選択して、PDFファイルとして印刷できます。単一のマークアップを選択する場合、マークアップの名前はPDF出力ファイルの名前として使用されます。複数のマークアップを同時に選択する場合、PDFファイルの既定の名前は、Markups.pdfです。
選択したマークアップを削除


(.overlay.dgnファイルを使用する場合にのみ利用可能)マークアップモデルと関連情報を削除します。
MARKUP DELETE <MARKUP NAME>
レビューモードに切り替え


(.overlay.dgnファイルを使用する場合にのみ利用可能)アクティブなマークアップを、マークアップモードからレビューモードに切り替えます。すでにレビューモードになっている場合は、マークアップをダブルクリックするとマークアップモードに戻り、保存ビューが適用されます。
MARKUP REVIEWMODE
プレビュー


「マークアッププレビュー」ウィンドウが開き、モデルとマークアップ情報が表示されます。「マークアップ」ダイアログボックスにマークアップが存在しない場合、このオプションは使用できません。

「マークアップ」ダイアログボックスでマークアップを選択し、右クリックしてポップアップメニューから「表示」を選択して、プレビューウィンドウを開くこともできます。



MARKUP SHOWPREVIEW <MARKUP NAME>
MARKUP HIDEPREVIEW
MARKUP VIEW <MARKUP NAME>
MARKUP RASTERIZE <resolution> <FILENAME>
選択したマークアップを表示


(2次元ファイルのみ)マークアップジオメトリの表示をオンにします。現在のセッションの表示のみを維持します。
注記: 3次元モデルやマークアップシートでのマークアップの表示はサポートされません。
選択したマークアップの表示を停止


(2次元ファイルのみ)マークアップジオメトリの表示をオフにします。
コメントを表示/非表示


ダイアログボックスの「注記」セクションを表示または非表示にします。
新規コメント


マークアップを説明する注記を追加することができる「新規マークアップ注記」ダイアログボックスが開きます。
MARKUP COMMENT <MARKUP NAME> <COMMENT>
名前 マークアップモデルの一意の名前の編集可能フィールド。変更した場合は、モデルと保存ビューも変更されます。
MARKUP RENAME <OLDMARKUP NAME> <NEWMARKUP NAME>
説明 注記を追加するためのオプションのフィールド。
MARKUP DESCRIPTION <MARKUP NAME> <DESCRIPTION>
レビューモデル マークアップが作成されたレビューモデルの名前を表示します。
作成者 マークアップを作成したユーザー名を表示します。
作成日 マークアップが作成された日付を表示します。
優先度 マークアップの優先度を表示します。優先度を変更する場合は、フィールドをクリックして、「低」、「標準」、「高」のオプションのあるメニューを表示します。
MARKUP PRIORITY <MARKUP NAME>
注記: MicroStationのプログラムディレクトリ内の..\Default\Data\フォルダにあるMarkupConfig.xmlファイルを編集して、「優先度」オプションメニューの一覧をカスタマイズすることができます。「優先度設定」セクションに、すべての有効なマークアップ優先度文字列が列挙されます。既定="true"を設定して、優先度文字列の1つを既定値として指定する必要があります。提供されたファイル内の不要な文字列は削除し、新しい文字列を追加したり、既存の文字列を変更することができます。
ステータス マークアップのステータスを表示します。ステータスを変更する場合は、フィールドをクリックして、「未開始」、「進行中」、「完了」、「待機中」、「遅延」のオプションのあるメニューを表示します。
MARKUP STATUS <MARKUP NAME> <STATUS>
注記: MicroStationのプログラムディレクトリ内の..\Default\Data\フォルダにあるMarkupConfig.xmlファイルを編集して、「ステータス」オプションメニューの一覧をカスタマイズすることができます。「ステータス設定」セクションに、すべての有効なマークアップステータス文字列が列挙されます。既定="true"を設定して、ステータス文字列の1つを既定値として指定する必要があります。提供されたファイル内の不要な文字列は削除し、新しい文字列を追加したり、既存の文字列を変更することができます。
割り当て先 左クリックすると、このマークアップで作業するために割り当てられた個人または部門の名前を入力する編集可能フィールドが表示されます。
MARKUP ASSIGNEDTO <MARKUP NAME> <NAME OF ASSIGNEE>
期限 このマークアップによって示されるデザイン変更の期限を設定できます。変更するフィールド内をクリックします。既定の日付を使用するには、チェックボックスをオンにします。アイコンをクリックすればカレンダーが開き、期限を選択できます。
MARKUP DUEDATE <MARKUP NAME> <DATE> (YYYY/MM/DD)
確認者 デザインの変更が完了したら確認をする予定の人物名を設定します。
MARKUP REVIEWEDBY <MARKUP NAME> <NAME OF REVIEWER>
承認者 左クリックすると、マークアップが正しいことを承認および検証する個人の名前を入力するフィールドが表示されます。
MARKUP APPROVEDBY <MARKUP NAME> <NAME OF APPROVER>
ファイル名 マークアップがあるファイル名を表示します。
テンプレート マークアップの表示に使用されるテンプレートの名前を設定します。「テンプレート」フィールドをクリックすると、使用可能なすべてのテンプレートを表示するドロップダウンリストが表示されます。テンプレートシートの既定のサイズと向きは「Letter」(横)です。
MARKUP TEMPLATE APPY <MARKUP NAME> <TEMPLATE NAME>
場所 レポートにおいて空間理解に使用するための、マークアップ配置の場所を表示します。
ユーザー定義1~4 必要に応じてカスタマイズされたカテゴリを最大4つまで追加できます。これらのカスタマイズは、MicroStationのプログラムディレクトリの..\Default\Data\フォルダ内のMarkupConfig.xmlファイルで行います。各フィールドは、テキストフィールド、一定の値を入れるフィールド、またはテキストと事前定義された値の組み合わせを入れるフィールドにすることができます。
表示 「選択したマークアップを表示」をオンにするとチェックマークが表示されます。2次元ファイルのみ、このフィールドをクリックすれば、マークアップを表示または非表示にできます。
注記 マークアップのプロパティに対して行われたすべての変更を自動的に登録します。注記をダブルクリックすると、「マークアップ注記」ダイアログボックスが開き、注記に関するすべての情報が表示されます。
確認者 確認者の名前。
日付 コメントが確認者によって記入された日付。
ポップアップメニュー マークアップを右クリックすると、次のメニュー項目があるポップアップメニューが開きます。
  • 表示 - 選択したマークアップが表示されているモデルの保存ビューに戻り、選択したマークアップが作成されたビューが表示されます。このオプションは、すでにビューモデルを表示している場合でも使用できます。この場合も、プレビューウィンドウが開きます。
  • 開く - ビューにマークアップを表示します。
  • 名前を変更 - マークアップの名前を変更できます。マークアップ名とフィールド内を右クリックして、新しい名前を入力します。
  • 削除 - マークアップを削除します。
  • PDFに印刷 - 「出力PDFファイルを保存」ダイアログボックスを開き、マークアップをPDFファイルとして印刷します。
  • プレビューをキャプチャ - アクティブなマークアップシートのプレビュー画像をキャプチャします。
  • プロパティ - 「マークアッププロパティ」ダイアログを開き、マークアッププロパティを表示します。「名前」、「説明」、「優先度」、「ステータス」、「割り当て先」、「期限」、「確認者」、「承認者」、「テンプレート」、およびユーザー定義1~4フィールドを編集することができます。
  • テンプレートを適用 - 選択したマークアップにテンプレートを適用できます。メニューが開き、使用可能なすべてのテンプレートとページサイズが表示されます。
MARKUP OPEN <MARKUP NAME>