MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

Autodesk Architectural DesktopとBentley AutoPLANTのオブジェクト

AutoCAD ObjectARXアプリケーションでは、アプリケーションに固有のコンポーネントを表すカスタムオブジェクトをDWGファイル内に作成することができます。DWGファイルを開いたときにこのアプリケーションが存在している場合は、このアプリケーションを使用してオブジェクトが表示されます。アプリケーションが存在していない場合は、"オブジェクトイネーブラ"と呼ばれるアプリケーションのサブセットを使用してオブジェクトが表示されることがあります。アプリケーションとオブジェクトイネーブラのどちらも存在しない場合は、オブジェクトが最後に表示されたときにオブジェクトとともに保存されたグラフィックデータまたはプロキシグラフィックを使用してオブジェクトを表示できます。

SELECT Update 8.5.1より前のエディションのMicroStationでは、オブジェクトイネーブラはサポートされておらず、関連付けられたオブジェクトイネーブラがない場合、MicroStationでの表示はAutoCADでの表示と同じになります。プロキシグラフィックの保存はオプションであるため(システム変数PROXYGRAPHICSを使用して制御します)、まったく表示されないオブジェクトもあります。この場合、AutoCADとMicroStationの両方で、オブジェクトの境界ボックスのみが表示されます。

SELECT Update 8.5.1以降、DWGファイル内のObjectARXオブジェクトを有効にすることができるMDLアプリケーションを開発できるAPIが提供されています。このAPIを使用して、Autodesk Architectural DesktopオブジェクトおよびBentley AutoPLANTオブジェクトを有効にするアプリケーションが作成されています。これらのアプリケーションはSELECT Update 8.5.1に付属しており、これらのアプリケーションで作成したオブジェクトは、プロキシグラフィックがファイル内に保存されていない場合でも完全なジオメトリで表示されます。