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相対座標値の精密な入力

XY = x,y,z」キー入力コマンドを使用すると、絶対座標値とともに相対座標値も指定することができます。つまり、指定した値と同じ値に設定するか、スナップ点に指定した距離をプラスまたはマイナスした値に設定することができます。この座標値は"#"記号を使って指定することができます。この記号は"座標の現在の値"を表します。このキー入力コマンドのシンタックスは次のとおりです。

  • # - x、y、z座標の値をそのまま使用します。
  • #10 - x、y、z座標の現在の値に10を足します。
  • #-10 - x、y、z座標の現在の値から10を引きます。

以下に、このキー入力コマンドでの#記号の使用例を示します。

  • XY=#,10 - (2D)xの値はそのままで、yの値を10にします。
  • XY=#,10 - (3D)xの値はそのままで、yの値を10にし、zの値を0にします。
  • XY=#,#10 - (2D)xの値はそのままで、y座標に10を足します。
  • XY=#-10,#20 - (2D)x座標から10を引き、y座標に20を足します。
  • XY=#10,#10,50 - (3D)x座標およびy座標に10を足し、z座標を50にします。

#記号を使ったキー入力コマンドは、「データ点をキー入力」ダイアログボックスでも使用することができます。