MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

文とキーワード

デザインスクリプトを構成する文とキーワードには、それぞれ「代入」と「比較」の2種類があります。文のタイプは、それに含まれるキーワードのタイプに応じて決まります。たとえば、比較キーワードを含む文は、比較文となります。

比較文は、特定の条件に照らして1つの要素属性をテストします。属性がその条件に一致した場合、次に代入文が要素の属性を変更することで要素を修正します。

デザインスクリプト言語は、事前定義されたキーワードのセットを含みます。これらのキーワードは、要素の新しい属性を代入するために使用されるか、要素の既存属性とデザインスクリプトで指定された値とを比較するために使用されるかのいずれかであるため、代入キーワードと比較キーワードにグループ分けされています。

キーワードのデータ形式は、それがデザインスクリプト内の文でどのように使用されるかに応じて決まります。新しい値が代入されるキーワードである場合、データ形式は文字列か整数となります。一方、キーワードが式で使用されるとき、データ形式は整数に限定されます。

要素の属性をデザインスクリプトの冒頭で変更した場合、のちにその属性は元の値ではなく新しい値によってテーブルで評価されます。すなわち、デザインスクリプトの冒頭で代入キーワードを使用して要素のスタイルを変更すると、次に比較キーワードは要素のスタイルを新しいスタイルで評価します。要素の色は、整数、文字列、またはRGB値を使用して設定できますが、比較に用いられるのは整数値のみです。