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1:1の尺度の境界線を使用

手書き製図では、フルサイズの図面シートを使用し、デザインの拡大縮小したビューをそこに配置します。MicroStationでも同じ作業を行いますが、手書きの場合と異なり、元のデザインをフルサイズで描いてから参照として拡大縮小し、境界線に合わせます。

この方法では、まずシートモデルを作成し、シートレイアウトをフルサイズに設定します。このモデルで標準境界線(フルサイズ)を参照します。この境界線の範囲内に収まるように、デザインを適切な尺度で参照します。すべての文字および寸法記入は、シートモデルにフルサイズで配置されます。次に、「シート境界を定義」ツールを使用して、参照される境界をシート境界にアタッチします。注釈尺度を変更すると、シート境界も拡大縮小されます。

印刷時に、シートをフルサイズで印刷します。境界線および文字は標準サイズで印刷され、デザイン要素はシートモデルに対する参照の尺度で印刷されます。この方法を使用して図面を作成した場合、すべてのデザインファイルは同じ尺度でプロットされるので、デザインのセットを一度の操作で印刷する「バッチ印刷」を非常に簡単に利用できます。