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Bentley Macro Recorder

Bentley Macro Recorderにはプログラミングに精通していなくてもマクロの記録と再生を行うことができる機能が用意されています。また、簡単に扱えるマクロ編集機能も用意されています。

BMRマクロの記録方法は従来のマクロの記録方法と同じです。記録が完了すると、.bmrファイルとしてマクロが保存され、MS_MACRONEWFILEDIRECTORY構成変数で指定された場所に保管されます。

注記: 設定の変更をマクロ内で保持する必要がある場合は、明示的にそれらの変更をマクロに記録する必要があります。たとえば、赤い文字を配置するマクロを記録するとします。記録の際、文字スタイルがすでに赤に設定されている場合は、赤色で文字が表示されます。ただし、マクロの記録中に色の変更を行っていないため、同じマクロを実行すると文字スタイルの色が適用されます。文字スタイルの色を黒に変更して同じマクロを実行すると、文字は黒で表示されるようになります。文字を常に赤色で配置する場合は、マクロの記録中に明示的に色を設定する必要があります。

Bentley Macro Recorderには、VBAプログラミングに精通しているユーザー向けに、マクロをVBAに変換する機能も用意されています。

マクロレコーダ構成変数

次の表に、Bentley Macro Recorderに影響する構成変数を示します。各構成変数は有効な値です。値が有効な場合、設定は上書きされません。構成変数の変更を有効にするために、終了して再起動する必要はありません。
変数 Short name 説明
MS_MACRO Macros マクロの検索パスを定義します。
MS_MACRONEWFILEDIRECTORY Macros 新しいマクロを保存する既定のパスを定義します。