MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

DWGファイルに保存される線種の操作

DWGファイルに保存されるDGNファイルを操作する場合は、以下の点に注意してください。

  • MicroStationの標準線種(線種コード1~7)は、画面単位で定義され、ビューのズームファクタとは独立しています。AutoCADの線種定義は、図面単位で定義されるため、MicroStationの標準線種コードとは互換性がありません。DWGファイルに保存されるファイルで標準線種を使用した場合は、線種尺度を使用してファイル内のパターンサイズを決定する必要があります。この尺度を設定するには、「DWG/DXFとして保存オプション」ダイアログボックスの「線種尺度(デザイン単位/サイクル)」を使用します。この設定値は、AutoCADに転送された時点での1サイクル当たりのパターンのサイズを図面単位で示します。


    「DWG/DXFとして保存オプション」ダイアログボックスの「全般」タブの「基本」オプション

  • AutoCADと互換性のない線種の外観を保持するには、「DWG/DXFとして保存オプション」ダイアログボックスの「サポートされていない線種を構成要素に分解」オプションを使用します。線種は、出力されたDWGファイルで基本的な幾何形状要素に分解されます。

    「DWG/DXFとして保存オプション」の「全般」タブの「詳細設定」オプション

  • DWGファイルで線種を別の線種に再マップするには、「DWG/DXFとして保存オプション」ダイアログボックスの「再マップ」タブの再マップ機能を使用します。尺度と新しいDWG線種出力ファイル(.lin)を指定することもできます。

    「DWG/DXFとして保存オプション」の「再マップ」タブ

  • 参照として使用されるファイルで作業する場合は、グローバル線種尺度を使用しないでください(グローバル線種尺度は、ACTIVE LINESTYLESCALEキー入力コマンドで設定されます)。その代わりに、適切なサイズで線種を作成するか、個々の要素に線種尺度を設定してください。