MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

ボタンの再割り当て

「ボタン抽出」ダイアログボックスでは、マウス、デジタイジングタブレットカーソル、などの入力デバイスの物理ボタンの使用方法をMicroStationに対して設定します。このダイアログボックスには、論理ボタンと、それを呼び出す物理ボタンまたはマウスボタンの組み合わせの一覧が表示されます。たとえば、既定の設定では、「リセット」論理ボタンは、マウスの右ボタンをクリックすると呼び出されます(つまり、リセット操作が実行されます)。次のボタンを使用するボタンの組み合わせをマップできます。

  • 1つのボタン
  • 同時に押す2つのマウスボタン(ボタンの同時押下)

複数の論理ボタンを同じ物理ボタン(または、ボタンの組み合わせ)にマッピングすることはできません。つまり、異なる複数の操作を同じ物理ボタンに割り当てることはできません。同一の物理ボタンにマップしようとすると、1つ目の論理ボタンが2つ目の論理ボタンが以前にマップされた物理ボタンにマップされ、2つ目の論理ボタンが1つ目の論理ボタンが以前にマップされた物理ボタンにマップされます。つまり、ボタンのマップが交換されます。

ただし例外が1つだけあります。論理ボタンをマップ済みの物理ボタンに再マップした場合、かつその論理ボタンが以前に2つのボタンの同時押下にマップされていた場合、再マッピングは有効になります。ボタンの同時押下は物理ボタンの一覧に表示されなくなり、2つ目の論理ボタンが新しいボタン番号Button 16にマップされます。これにより、ボタンの同時押下を使用したくない場合に、ボタンの同時押下を無効にできます。

注記: マウスの中央ボタンをスナップに再マップした場合、中央ボタンはXButton 1にマップされなくなります。既定では、XButton 1は、中央ボタンを単独で押すか、<Shift>、<Ctrl>、<Alt>の各キーと組み合わせて押すことで、それぞれビューのパン、ビューの動的回転、ビューの回転、ビューのカーソル位置からの回転を行うことができます。3つボタンマウスのみを使用している場合は、各ボタンはデータ、リセット、スナップに割り当てられます。引き続きパン、回転などを使用する場合は、ボタンの同時押下をXButton 1にマップする必要があります。

システムのボタンマッピングの確認およびボタンの再マップには、「ボタン抽出」ダイアログボックスを使用します。