MicroStation CONNECT Edition ヘルプ

「寸法スタイル」ダイアログボックスの「単位」タブ

寸法文字の単位表示フォーマットを制御するコントロールが含まれます。



設定説明
第1単位 第1直列寸法文字の表示を調整するコントロールで構成されます。

2つの寸法(たとえば、フィート法とメートル法)を使用している場合、第1単位が上の単位、第2単位が下の単位となります。



上:「第1単位」としてフィート法の単位を使用。下:「第1単位」としてフィート法の単位を、「第2単位」としてメートル法の単位を使用。

  • 作業単位を使用 -

    オンの場合、第1寸法値はアクティブな作業単位を使用して表示されます。この場合、「主単位」および「下位単位」のコントロールが淡色表示されます。

    オフの場合、「主単位」および「下位単位」を必要なフィート法またはメートル法の値として設定できます。

  • ラベルフォーマット -

    プライマリ寸法のフォーマットを制御します。

    オプションには、MU(主単位)、SU(下位単位)、ラベルのさまざまな組み合わせがあります。「デザインファイルの設定値」ダイアログボックスの「作業単位」カテゴリのラベルと同じラベルが使用されます。

  • 主単位 -

    「作業単位を使用」がオフになっている場合、第1寸法値のフォーマットに使用する主単位を設定します。主単位とは、モデル内で共通して使用される最大単位のことです。

    隣接するラベルフィールドに、主単位の値のラベルが設定されます。

  • 下位単位 -

    「作業単位を使用」がオフになっている場合、寸法値のフォーマットに使用する下位単位を設定します。下位単位とは、モデルで使用される適切な最小単位のことです。

    隣接するラベルフィールドに、下位単位の値のラベルが設定されます。

    「下位単位」の値は「主単位」の値よりも小さくする必要があります。たとえば、「主単位」が「メートル」の場合、「下位単位」は「センチメートル」や「ミリメートル」になります。

  • 精度 -

    第1寸法値を表示する際の精度(小数点以下桁数など)を設定します。

  • 補助(前) -

    1行の第1寸法文字の前に配置する記号(前)を設定します。

  • 補助(後) -

    1行の第1寸法文字の後に配置する記号(後)を設定します。

  • 上寸法(前) -

    「第2単位の表示」がオンになっている場合、第1(上)寸法文字の前に配置する記号(前)を設定します。

  • 上寸法(後) -

    「第2単位の表示」がオンになっている場合、第1(上)寸法文字の後に配置する記号(後)を設定します。

  • 先行ゼロ -

    オンの場合、寸法値が1.0未満の第1寸法文字の値に先行ゼロが追加されます。

  • 後続ゼロ -

    オンの場合、必要に応じて、「端数表記」で指定した少数桁数まで0の入った値が表示されます。

  • 代替ラベル -

    オンの場合、自分で定義した基準に基づいて代替の寸法を設定できます。

    たとえば、主単位を「メートル」に設定して、2メートル未満の寸法をミリメートル単位で表示する場合は、「設定値」ドロップダウンリストを使用します。「距離が」に不等号(<)を設定し、"2"を入力して、「MU」を選択します。

  • 設定値:距離が -

    しきい値の比較を適用する方法を制御します。

  • 設定値:MU -

    代替フォーマットが適用されるかどうかを決定するしきい値を作業単位で設定します。

  • 設定値:精度 -

    第1の代替寸法値を表示する際の精度(小数点以下桁数など)を設定します。

  • 設定値:ラベル -

    第1の代替寸法値のフォーマットを設定します。

第2単位 第2直列寸法文字の表示を調整するコントロールで構成されます。

2つの寸法(たとえば、フィート法とメートル法)を使用している場合、第1単位が上の単位、第2単位が下の単位となります。

次に説明するものを除いて、この領域のコントロールは「第1単位」のコントロールに似ています。

  • 第2単位の表示 -

    オンの場合、2つの寸法で表記する場合の第2(下)寸法文字が表示されます。

  • 下寸法(前) -

    2つの寸法で表記される寸法文字の、第2(下)寸法文字の前に配置する記号(前)を設定します。

  • 下寸法(後) -

    2つの寸法で表記される寸法文字の、第2(下)寸法文字の後に配置する記号(後)を設定します。

尺度 寸法尺度を制御するコントロールで構成されます。
  • 参照尺度 -

    オンの場合、参照される図形の実サイズが寸法に表示されます。このオプションは、拡大/縮小される参照の要素の寸法を記入するときだけ適用されます。

  • 尺度 -

    寸法値に使用する尺度を設定します。

メートル法フォーマット 寸法値の表示を調整するコントロールで構成されます。
  • 小数点にコンマ(,)を使用 -

    オンの場合には、メートル法フォーマットで表示される寸法文字の小数点は、ヨーロッパ標準に準拠するようにコンマに置き換えられます。

  • 単位セパレータ -

    1000の桁と100万の桁の後に区切りの書式を設定します。

角度フォーマット 角度寸法文字の表示を調整するコントロールが含まれています。
  • 単位 -

    角度寸法の単位を設定します。

    • 長さ - 長さ(作業単位)。
    • 角度 - 角度(°)で表示される、弧で囲まれた角度。

    キー入力:DIMENSION UNITS [DEGREES | LENGTH]

  • 表示 -

    角度寸法文字の表記フォーマットを設定します。

    • D.DDDD - 例: 45.00°
    • DD^MM - 例: 45°0'
    • DD^MM'SS" - 例: 45°0'00"(度、分、秒)
    • C.CCCC - 例: 45.00°.

      百分法システムは、90度を100の等しいパーツに分割することによって測定します。単位は"grade""grad""百分法角度"と呼ばれます。

      百分法角度オプション(C.CCCC)は、MicroStation SE以降のバージョンでのみ正確に表示されます。古いバージョンのMicroStationに表示される(または古いバージョンのMicroStationに基づいたソフトウェアにプロットされた)百分法角度寸法値は、十進(60分法)度数単位に戻されます。

    • ラジアン - 例: 0.79r
  • 精度 -

    角度寸法を表示する際の小数位以下桁数を設定します。

  • 先行ゼロ -

    オンの場合には、寸法値が1.0未満の寸法文字の前に先行する0が付きます。

  • 後続ゼロ -

    オンの場合には、必要に応じて、端数表記で指定した小数桁数まで寸法文字に0が入ります。