複数のデザインファイルへの地理座標系(GCS)の適用
次のキー入力コマンドを使用すると、1回の操作で多くのデザインファイルに座標系要素を割り当てることができます。
キー入力コマンド |
説明 |
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GEOCOORDINATE ASSIGN GCSName |
1つまたは複数のライブラリからGCS名で指定した座標系が割り当てられ、地理座標系がすでに存在するかどうか問い合わせたり、ストレージ単位を地理座標系の単位と一致させたりすることができます。これは、「地理座標系」ダイアログボックスで「ライブラリから地理座標系を選択」を選択することに相当します。このキー入力コマンドを使用すると、標準的な地理座標系のアタッチダイアログボックスが起動します。 |
GEOCOORDINATE ASSIGN NOQUERY GCSName |
指定した地理座標系が割り当てられますが、ユーザーの問い合わせは行われません。このコマンドでは再投影やストレージ単位の変更は行われません。 このキー入力コマンドを地理座標系の割り当てに使用すると、ストレージ単位が正しく設定されます。通常は、地理座標系がファイルに割り当てられていない場合に使用します。 |
GEOCOORDINATE ASSIGN REPROJECT GCSName |
指定した地理座標系が割り当てられますが、ユーザーの問い合わせは行われません。再投影は実行されます。 再投影を行う場合、単位を同時に変更することはできないため、単位の問い合わせは行われません。ファイルを1つの地理座標系から別の地理座標系に再投影する場合にはこれを使用します。ファイルにはあらかじめ地理座標系が定義されている必要があります。 |
GEOCOORDINATE ASSIGN MATCHUNITS GCSName |
指定した地理座標系が割り当てられますが、ユーザーの問い合わせは行われません。再投影は行われず、ストレージ単位が地理座標系の単位に合わせられます。 このキー入力コマンドを使用すると、地理座標系は、地理座標系に合わせて単位を変更する必要があるファイルに割り当てられます。ファイル内で描画に使用された単位が正しくない場合に使用します。一般的に米国SP座標のマッピングで使用されます。多くのユーザーは、MicroStationのフィート単位を使用しています。ただし、MicroStationのフィートは国際フィートであり、米国SP座標系は米国測量フィートで定義されているため、両者の差は小さいものの長距離では大きな変化が生じます。このキー入力コマンドによって、デザインファイルの単位が指定した座標システムにとって正しい単位に変更されます。 |