「Levels」セクション
CSVファイルの「Levels」セクションは、次の行から始まります。
%section, Levels
この行には、以下の列があります。
列 | 目次 |
---|---|
画層 | 再マップする元の画層の名前または番号です。
「Level」列のアイコンを使用すると、現在のMicroStationファイルに含まれている画層をこの列に簡単に入力することができます。このアイコンをクリックすると、ExcelマクロがMicroStationにアクセスし、現在の画層を検索して、テーブルに含まれていない画層をテーブルの最上部に挿入します。この処理が正常に完了するには、MicroStationが動作していて、アクティブなデザインファイルが存在している必要があります。 画層番号を指定するには、番号の前に%文字を配置します。たとえば、画層12を指定するには、%12と入力します。注記:Excelのバージョンによっては、%nと入力すると、すぐにn%と変換されることがあります。そのような場合は、「%n」ではなく「%%n」(たとえば、「%%12」)と入力してください。 画層番号は、「画層の表示」ダイアログボックスと「画層マネージャ」ダイアログボックスの「番号」列で確認することができます。画層番号が非常に役立つのは、画層番号が従来の画層1~63に直接対応するV7ファイルを変換する場合です。 |
色
線幅 線種 クラス ElementType セル |
オプション。再マップを適用する要素を限定する修飾子です。 |
V7OutputLevel | V7ファイルへの保存時の画層の番号です。 |
V8OutputLevel | V8ファイルへの保存時の画層の名前です。 |
DWGOutputLayer | DWGファイルまたはDXFファイルへの保存時の画層の名前です。 |
必須 | この列の値が1の場合は、要素が存在していなくても、出力画層が常に出力ファイルに作成されます。 |
説明 | 画層に関する注記です。 |
数 | 画層番号です。 |
優先する色 | 該当する画層に適用する、画層ごとの線属性の上書き色です。 |
優先する線幅 | 該当する画層に適用する、画層ごとの線属性の上書き線幅です。 |
優先する線種 | 該当する画層に適用する、画層ごとの線属性の上書き線種です。 |
優先する線種尺度 | 該当する画層に適用する「OverrideStyle」の尺度です。 |
優先する線種の原点の幅 | 該当する画層に適用する「OverrideStyle」の開始幅です。 |
優先する線種の終了幅 | 該当する画層に適用する「OverrideStyle」の終了幅です。 |
bylevelの色 | 該当する画層の「ByLevel」色です。 |
bylevelの線幅 | 該当する画層の「ByLevel」線幅です。 |
ByLevelの線種 | 該当する画層の「ByLevel」線種です。 |
bylevelの線種尺度 | 該当する画層に適用する「ByLevelStyle」の尺度です。 |
bylevelの線種の原点の幅 | 該当する画層に適用する「ByLevelStyle」の開始幅です。 |
bylevelの線種の終了幅 | 該当する画層に適用する「ByLevelStyle」の終了幅です。 |
要素へのアクセス | この列の値が1の場合は、該当する画層上の要素を修正することはできません。 |
全体表示 | 該当する画層の全体表示フラグです。 |
プロット | 該当する画層のプロットフラグです。 |
「Levels」セクションの特徴は、次のとおりです。
- 各要素では、MicroStationによって、その画層に一致する画層マップでエントリが検索され、目的のフォーマットに応じて、「V7OutputLevel」、「V8OutputLevel」、または「DWGOutputLayer」の出力画層が使用されます。要素の画層が「Level」列に表示されていない場合は、目的のフォーマットがV7の場合を除き、画層は変更されません。
V7への保存時に画層が見つからない場合は、画層番号が使用されます。その画層番号が64以上の場合は、画層は、画層番号モジュロ63に割り当てられます。たとえば、画層番号140上の要素は、V7出力ファイルの画層14に割り当てられます(これを計算するには、140を63で割り、余りの14が画層番号として使用されます)。
- 「名前を付けて保存」処理の対象に対応する「Destination」列が存在しない場合や、この列の特定の行にエントリが存在しない場合は、上記の既定のマップ処理が適用されます。また、「Level」列も「Levels」再マップセクションも存在しない場合は、既定のマップ処理がファイル全体に適用されます。
- 特定行の再マップ処理が適用される要素は、オプションの「Color」、「Weight」、「LineStyle」、「Class」、「ElementType」、および「Cell」の各列を使用して限定することができます。再マップスプレッドシートの編集時にこれらの列を表示するには、「Show Optional Columns」をオンにします。必須の列と区別するために、これらの列は異なる背景色で表示されます。
- 淡色表示の列は、「V8OutputLevel」列と「DWGOutputLayer」列で出力画層として指定された画層のプロパティを制御します。これらは、V7フォーマットに保存するときは無効です。
- 最も右側の17個の列は、「画層マネージャ」から画層テーブルをエクスポートしたときに作成される列です。「画層マネージャ」を使用して目的の画層を作成し、エクスポートした上で、そのスプレッドシートの情報を切り取って貼り付けることもできます。