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「3次元プロットオプション」ダイアログボックス

PDFプリンタドライバの「3次元にプロット」オプションを制御するための、設定値の定義に使用します。設定値はユーザー選択事項ファイルに保存され、異なるセッションの間でも保持されます。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • 「印刷」ダイアログボックス:「プリンタと用紙サイズ」ドロップダウンメニューから「Bentleyドライバ」を選択して、「設定値」 > 「3次元に印刷」の順に選択します


設定説明
メッシュの解像度 オリジナルの曲面をメッシュによって表す際の精度を制御します。使用できる値の範囲は200~4000です。値は、手動でキー入力することも、スライダコントロールで定義することもできます。

曲面の幾何形状は、U3D形式で、平面ファセットとして保存されます。「メッシュの解像度」に大きな値を設定すると、多数のファセットを持つ精密なモデルが作成できますが、ファイルサイズは大きくなります。逆に、小さな値を設定した場合は、メッシュの粗い単純なモデルが作成されます。既定値である1000を使用すれば、ほとんどの用途において適切な解像度のメッシュを作成できます。

3次元PDFは、デザインのレビューとプレゼンテーションに適した信頼性のあるフォーマットですが、処理できるデータ量に制限があります。多数の複雑な図形が含まれているデザインをエクスポートすると、出力ファイルの三角形が多すぎたり、個別の図形断片が多すぎたりすることにより、膨大なメモリが消費されることがあります。連続線分は別として、3次元PDF内の図形はすべてファセットのある三角形として表現する必要があります。出力ファイルの三角形の数量を減らすには、メッシュの解像度を低くしたり、出力する曲面の数を少なくします。

出力ファイルに個別の図形断片が多すぎるのは、通常、何百万個もの三角形が個別要素として含まれている生成済みのTIN(Trianglulated Irregular Network、不整三角形網)をエクスポートするような場合です。図形の個数を減らすには、(通常、これほどの詳細度を必要としない)3次元PDFエクスポート用にメッシュの解像度を低くしてTINを再生成するか、または可能ならば、エクスポート用に複数の三角形を1つの要素として結合します。

64ビットのコンピュータの場合には、3次元PDF出力を作成するときに、これらの問題はさほど発生しません。エクスポートする内容を判別するときの目安として、プラント敷地または複合建物の全体を1つの3次元PDFとして出力することは避けるべきです。代わりに、モデルの特定の領域に焦点をあて、不要な図形をオフにしてからエクスポートしてください。

メッシュの許容差 オンの場合、ゼロ以外の値に設定すると、その値が「メッシュの解像度」の設定値を上書きします。この場合、メッシュからメッシュが近似する曲面までの最大距離は「メッシュの許容差」によって直接制御されます。許容差を小さくするとメッシュがさらに精細になりますが、ファイルは大きくなります。
最小の要素サイズ オンの場合、ゼロ以外の値に設定すると、その値がサイズのしきい値となります(主単位で指定)。サイズがこのしきい値未満の要素は、出力ファイルにエクスポートされません。この設定を使用すると、モデルのフィーチャを損なうことなく、デザインの詳細を除外できます。
テクスチャマップサイズ テクスチャマップがU3D形式で保存される際のサイズを制御します。

テクスチャマップが含まれるファイルをU3D形式で保存する場合、テクスチャ画像がU3Dデータに埋め込まれるため、U3DファイルやPDFファイルのサイズが必要以上に大きくなることがあります。この設定を使用すると、これらの画像のサイズを制限することができます。

  • 小(128x128) - ファイルサイズは最小になりますが、画質は低下します。
  • 中(256x256) - (既定の設定値)画質とファイルサイズのバランスが適度にとれる設定値です。
  • 大(512x512) - 画質は高くなりますが、ファイルサイズは大きくなります。
  • 無制限 - 画像のサイズは変更されません。この設定値では、最高の画質を得られますが、ファイルサイズはかなり大きくなります。
上から投影のサイズ 「上から撮影」マップモードを使用しているテクスチャまたはBentley DescartesのDCDrapeプロシージャを使用して作成されたテクスチャのサイズを制御します。
ワイヤフレーム図形を変換 オンの場合は、閉じていないワイヤフレーム幾何(線分、連続線分、弧など)がU3D形式で保存されます。

オフの場合は、この幾何は省略されます。

注釈を変換 オンの場合は、注釈(文字および寸法)がU3D形式で保存されます。オフの場合は、これらの要素は省略されます。
JavaScriptをU3Dとエクスポート オンの場合は、JavaScriptファイルを3次元シーンに関連付けることができます。3次元要素の制御に関するJavaScript言語およびAPIの詳細な解説書は、Adobe社から入手してください。
アニメーションを変換 オンの場合は、アニメーションスクリプトがあれば、アニメーションがU3D形式で保存されます。U3D形式でモデルが保存される際には、既定のスクリプト(DGNファイルと同じ名前で拡張子が.msaのファイル)または現在メモリにロードされているスクリプトのどちらかによって、U3Dアニメーションが指定されます。オフの場合は、アニメーションは省略されます。
アニメーションを自動的にアクティブにする オンの場合は、3次元要素が表示されるとすぐに、アニメーションが起動します。オフの場合は、PDFドキュメントのコントロールを使用してアニメーションを起動する必要があります。
連続ループ オンの場合は、アニメーションが繰り返し再生されます。オフの場合は、一連の連続画像が表示されるとアニメーションが停止します。
フレーム/秒 アニメーションの再生速度を制御します。フレーム/秒の数値が大きいほど、再生速度が速くなります。
表示モード 3次元幾何がPDFドキュメントに最初に表示される際の表示方法を制御します。この表示モードは、Acrobatで右クリックメニューの「Scene」オプションを使用して変更することもできます。使用可能な表示モードは次のとおりです。
  • シェーディング - MicroStationのスムーズレンダリングとよく似た表示方法です。
  • イラストレーション - 単色で縁どりのある図形として表示されます。MicroStationの外形線レンダリングモードと似ています。現在、PDFファイルに含まれる線図はすべて黒色で表示されるため、線画を見やすく表示するために、背景色を黒以外の色にする必要があります。背景色は「ビューから背景色を使用」で設定することができます。
  • シェーディングイラストレーション - シェーディングと縁どりのある図形として表示されます。
  • 透明 - すべての図形が半透明に表示されます。
照明モード 作成されるPDFファイルの照明モードを設定します。
PDFで3Dツールバーを非表示 オンの場合は、PDFドキュメントに3Dツールバーが表示されません。
PDFツールバーにウォークを配置 オンの場合、ウォークツールがPDFツールバーに表示されます。
ビューから背景色を使用 オンの場合は、ビューの背景色がPDFのシーンの背景色として使用されます。オフの場合は、「背景色」ボタンに表示されている固定色が使用されます。「背景色」ボタンをクリックして「色を修正」ダイアログボックスを開き、別の背景色を選択できます。
JavaScript 3次元シーンに関連付けることのできるJavaScriptファイルを指定します。フィールドにファイル名を入力する方法と、「参照」ボタンを使用して必要なファイルを検索する方法があります。

3次元要素の制御に関するJavaScript言語およびAPIの詳細な解説書は、Adobe社から入手してください。

背景色 作成されるPDFファイルの背景色を設定します。