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天空光(Sky Opening)

太陽光を使用すると、光線がデザイン図形要素の近くだけでなく、モデル全体に表示されます。効率化のために、天空の開口部を1つ以上作成し、その開口部を通過する光のみを計算することができます。特に、太陽光によって"外部"から照らされる内部空間がある場合は、天空の開口部を使用することをお勧めします。また、屋外シーンの場合も、天空光を使用することでデザイン図形要素が配置されているモデルの領域に処理を集中することができます。

モデルに天空の開口部が1つ以上存在する場合、太陽光からのすべてのパーティクルはそれらの開口部を通過するように制限され、モデル全体に分散されることはありません。これにより、天空の開口部が存在しない場合と比べて、使用する必要のあるパーティクル数が少なくなるので、レンダリング処理が高速化されます。次に示す画像は、どちらもパーティクルがトレースされており、パーティクル数は同じです。左側の画像では、天空の開口部がないので、建物の外部を照らすパーティクルが非常に多く"失われて"います。天空の開口部(ウィンドウと同じサイズ)を作成すると、すべてのパーティクルがその開口部(この場合はウィンドウ)を通じて照射されるので、画質が向上します。

天空の開口部を有効にすると、ウィンドウを通じてすべてのパーティクルが照射されます。

天空/太陽光がウィンドウを通じて建物の内部を照らしている様子。左側は天空の開口部がなく、右側は天空の開口部があります。

現実の世界では、ウィンドウを通過する光には太陽からの光だけではなく環境全体からの光も含まれます。この状況をシミュレートするには、「スカイドーム」環境光をオンにします。この処理では、光は半球全体から放射しているものと想定されます。天空の開口部が存在する場合は、半球全体のうち、その開口部を通じて見える部分のみが計算されます。

次の画像は、上記の2つの画像と同じ数のパーティクルを使用して、パーティクルがトレースされています。ご覧のように、この画像は明るさがはるかに向上しています。これは、光が太陽光の方向以外からも集まっているためです。

スカイドームを追加することにより、画像がより明るくなります。