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各種ツールへのアキュドローの効果

アキュドローの作用はもともと包括的ですが、個々のツールによって微妙な影響があります。アキュドロー使用を習得するにつれて、これを多くの個別のツール設定値に代用できることがわかります。次に、この特徴に関して詳しく説明します。

「スマートラインを配置」ツールは、特にアキュドローの機能を活用するために配慮されています。

アキュドローと「円を配置」ツール

「円を配置」のような単純なツールでは、アキュドローをさまざまな方法で活用することができます。円を配置するとき、「直径」ツール設定値をオンにして値を入力し、円の直径を明示的に指定します。しかしアキュドローがアクティブであれば、より少ないキー操作で実行できます。

円の基準点を配置し、半径の値を入力するだけです。アキュドローにより、指定された値で円が自動的にロックされます。どのデザイン座標系がアクティブであるかは関係ありません。



アキュドローを使用して、円を中心から配置します。



次の円を等しい半径で配置するのも簡単です。アキュドローの「前の距離」機能を使用し、ポインタを円の中心のデータ点から遠ざけると、前と同じ半径で円が一時的にロックするので、そこに次のデータ点を入力します。この操作ではすべての円に対して2つのデータ点を入力する必要があります。そのため、同じ直径の円を無数に配置する場合は「直径」ツール設定値を使用した方がよいかもしれません。

アキュドローと「弧を配置」ツール

アキュドローを使って、「弧を配置」ツールの操作を簡単にすることができます。極座標系を使用することにより、アキュドローに半径の長さと掃引角を入力するだけで、簡単に指定できます。



アキュドローを使用して中心から弧を配置します。



これは、アキュドローの文脈依存性が、増加角度設定に適しており、また、ビューと他の回転が、絶対掃引角を設定するのに適しているという1つの例です。

アキュドローと「楕円を配置」ツール

アキュドローを使用せずに楕円を配置するには、中心、主要な軸と半径、および楕円が通る点を指定します。これにはツール設定値ウィンドウ内のさまざまなオプションを選択する必要がありますが、アキュドローを使用するともっと簡単にこれらの値を設定できます。

最初の中心を入力すると、アキュドローの効果がわかります。第2のデータ点で主な軸を定義する必要がありますが、半径と角度は「アキュドロー」ウィンドウを使用して値を入力するか、または動的に配置するだけで指定できます。



アキュドローを使用して、中心とエッジにより楕円を配置します。



アキュドローコンパスは下書きの楕円の軸に沿った方向に向いているため、第2の軸は自動的にロックされ、単に値を入力するか、またはポインタを使ってデータ点を配置します。

アキュドローと「長方形を配置」ツール

「長方形を配置」ツールとアキュドローを使って、長方形を特定の寸法や特定の角度で配置することができます。

円形デザイン平面を使用している長方形の角度とXの長さを、「回転」の方法を用いて指定できます。長方形の底辺を定義した後、データ点を入力します。アキュドローは自動的に長方形モードに切り替わり、この底辺に沿ってコンパスの向きを合わせます。



アキュドローを使用して「回転」の方法で長方形を配置する



「直交」方法で、長方形のX、Yの長さを指定し、データ点を入力して、長方形を配置できます。

アキュドローを使用して「直交」の方法で長方形を配置する

アキュドローと「スマートラインを配置」ツール

「スマートラインを配置」ツールは、複合連結や動的に指定したセグメントと頂点の集まりを含む多角形を自動的に配置するために使用されます。このツールは、アキュドローとともに使用されるようにデザインされています。アキュドローを「スマートラインを配置」とともに使用した場合の主な利点は、次のとおりです。

  • デザイン平面基準点は、新規に定義された頂点の位置に自動的に移動します。
  • デザイン平面は、新規に定義されたセグメントに対して整列するように、自動的に回転します。これにより接線と垂直セグメントが容易に定義できます。
  • 弧セグメントが定義されると、デザイン平面座標系は自動的に「円形」に切り替わります。

ほとんどのツールに作用するアキュドロー

アキュドローは最もシンプルなツールとも連携し、アキュドローを使用しない作業に追加機能を提供したり、オプションへのアクセスを容易にします。アキュドローは、実際にMicroStationのほとんどのツール操作に影響を及ぼし、サードパーティアプリケーションのソフトウェアでも機能します。