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日照時間計算

「日照時間計算」を使用すると、ユーザーが定義した期間にわたって、日照と影の両方を分析することができます。

影図形は太陽光の一時的な影響をビジュアル化し、分析する上で有効ですが、太陽光の累積的な影響を分析する必要性が生じることもよくあります。たとえば熱損失(または利得)を最適化した建築物を設計するときや、太陽光発電の光起電性パネルを設置するときなどは、太陽光分析が重要になります。

「日照時間計算」は、ユーザーが定義した期間にわたって得られる太陽暴露の度合い、すなわち日照時間(および日影時間)や日射量(入射太陽放射線)を累算し、分析します。

気象データの取得

現在サポートされているのはEnergyPlus気象データ(EPW)形式のみです。この形式は米国エネルギー省によって開発されました。同エネルギー省のサイト「Energy Efficiency & Renewable Energy」にアクセスして地域を指定します。目的の地域のためのデータセットを見つけたら、EPWファイルへのリンクを探してください。そのようなリンクがあれば、それがあなたが必要としているファイルです。リンクがなければ、ZIPファイルをダウンロードしてください。そこにEPW形式のファイルが含まれています。

目的の地域に関するEnergyPlus気象データが取得できない場合は、他の形式からのデータの変換を試みてください。EnergyPlus気象コンバータは、TMY、TMY2、IWEC、WYEC2、SAMSON、DOE-2、ESP-R、BLAST、およびSWERAといったさまざまな形式をサポートしています。これらのいずれかの形式のデータを有していれば、EnergyPlusツールをダウンロードし、Weather Statistics and Conversionsプログラムを使用し、データをEnergyPlus気象データ形式に変換してください。

日照時間計算結果の出力

日照時間の計算によって得られた結果は、「出力先」を「モデル」に設定した場合は現在のファイルの、「出力先」を「デザインファイル」に設定した場合は新しいデザインファイルの新しいモデル内に生成されます。出力モデルは、入力ファイルの各要素に対する日照時間計算の結果を表すインテリジェントメッシュオブジェクトで構成されます。

日照時間計算結果の分析

ソースファイルの各要素に対して、日照時間メッシュが個別に生成されます。これらのインテリジェントオブジェクトは、日射量、日照、日影データを含め、日照時間についてのすべての情報がカプセル化されています。

日照時間に関する情報には、特定のサーフェス上で、下記を通じてアクセスできます。

  • ポップアップ情報 - 要素上にカーソルを合わせると、日射量値のほか、ファセットに対する日照および日影データがカーソルの下に表示されます。1つの日射量グリッドファセットに対する情報が表示されます。この設定は「アキュスナップ設定値」ダイアログボックスの「全般」タブにある「ポップアップ情報」で制御できます。
  • プロパティ - 日照時間メッシュの「プロパティ」ダイアログボックスには、選択した要素に関するすべての日照時間データの包括的なリストが含まれています。また、領域や日射量に関する累積値か、日影および日照時間の平均値のいずれかが含まれます。「開始」と「終了」は、日照時間の計算間隔を示します。

日照時間計算メッシュの表示の制御

日照時間モデルの表示設定はテーマの表示となっています。これは「表示スタイル」ダイアログボックスの「優先」セクションで設定します。日照時間に対して使用できるオプションのほとんどは、他のテーマ表示タイプでも使用可能です。

注記: 日照時間メッシュ要素は、 MicroStation V8i(SELECTseries 3)以前のバージョンでは表示されません。