MicroStation CONNECT Edition Help

「単位を追加設定」ダイアログボックス

サイズおよび精度を設定するデザイン環境の解像度を指定するためのコントロールが含まれています。

このダイアログボックスには、次からアクセスすることができます。
  • 「デザインファイルの設定」ダイアログボックス:「作業単位」を選択し、「編集」ボタンをクリックします


設定説明
単位のタイプ このデザインファイルの単位が寸法単位または特定の単位なしであるかを決定します。
  • 距離 - 単位は寸法単位です。
  • 単位なし - 直線寸法の単位以外の単位です。たとえば、「経度」や「緯度」などです。
解決 デザイン平面/デザイン空間の精度を決定します。「解像度」設定値は、作業領域が極端な値である(非常に大きい)場合にデザイン環境において想定される最小精度を定義します。たとえば、デザイン平面/デザイン空間のサイズが各軸9億キロメートルで、想定される"最小"精度が0.0001メートルであるとします。デザイン平面/デザイン空間の基準点近くで作図した場合と比較すると、実際の精度は想定される最小精度よりはるかに優れています。
注意: 「解像度」設定値を変更すると、モデル内の既存の幾何のサイズが変わります。
作業領域(各軸ごと) 解像度に応じた作業環境の各軸の長さ(「単位のタイプ」が「距離」である場合はマイルまたはキロメートルで表される)を表示します。この領域は、解像度が変更されると自動的に再計算されます。
作業領域(ソリッド) この設定は、製品で使用されるパラソリッドのソリッドモデルエンジンで必要です。それぞれのソリッドを固定精度でモデル化できるようにするために、ソリッド範囲の上限を定義します。この精度値は「単位を追加設定」ダイアログボックスに"ソリッドの精度"として表示されます。

使用する設定は、V7プロジェクトとの互換性が必要であるかどうかによって異なります。最適な結果を得るには、次のように設定します。

  • 「解像度」セクションで、保存単位を「メートル」に設定します。
  • 「作業領域(各軸ごと)」セクションで、次のように設定します。

    V8プロジェクトの場合:「1」を入力(キロメートル単位)

    V7プロジェクトの場合:「0」を入力

この設定では、V8プロジェクトの「ソリッドの精度」が、パラソリッドの既定値である1E-008になります。後から「解像度」の設定値を変更した場合も、「ソリッド」の値を1キロメートルに戻せば「ソリッドの精度」は1E-008に戻ります。

初めてパラメトリックフィーチャツールにアクセスしたとき、モデルに「ソリッドの精度」が設定されていない場合は、モデルのソリッドの精度は既定のV7設定値になっています。このような場合は、モデルのソリッドの精度をV8プロジェクト用に改善できることを通知する「注意」ボックスが表示されます。設定値を更新する、設定値をそのまま使用する、または現在のセッションでは何もしない(同じモデルの後のセッションで注意が表示されるように)のいずれかのオプションを選択できます。

V7プロジェクトの場合は、ソリッド値として0を入力して承認すると、次に「単位を追加設定」ダイアログボックスを開いたときに、V7のデザイン空間のサイズが「ソリッド」の値に反映されます。

パラメトリック要素またはフィーチャを操作する場合、パラソリッドエンジンは精度に関する次のような問題を処理します。

セッション精度およびセッション角度精度と呼ばれる固定精度に対して、ソリッドのすべての計算を実行します。この製品の環境におけるセッション精度とは「ソリッドの精度」のことであり、「単位を追加設定」ダイアログボックスの「解像度」および「ソリッド」の設定値によって決定されます。

ソリッドモデルは非常に精密であるため、正確にデータを作成する必要があります。

ソリッドモデルでは、次のことに注意する必要があります。

  • セッション精度(つまり「ソリッドの精度」)はモデラの長さ精度です。この値よりも短い距離はゼロと見なされます。また、複数の距離があり、それぞれの長さの差がこの値以下である場合、それらの距離は同じ長さであると見なされます。一般的に、複数の点が一致していると見なされるのは、それぞれの点の間隔が1.0E-8 単位(長さ精度)未満である場合のみです。
  • セッション角度精度とは、ゼロよりも大きいと見なされる最も小さい角度(ラジアン)です。この値よりも小さい角度はゼロと見なされます。また、複数の角があり、それぞれの角度の差がこの値以下である場合、それらの角は同じ角度であると見なされます。複数の方向があり、それぞれの角度差が1.0E-11単位よりも小さい場合、それらの方向は平行であると見なされます。

ソリッドの信頼性を高めるためには、ソリッドを作成する際に長さ精度や角度精度の寸法幾何、またはそれらに近い精度の寸法幾何を使用しないことをお勧めします。すなわち:

  • 複数の頂点があり、それらを一致させない場合には、長さ精度の100倍以上の間隔(セッション精度では10-6)をあけてそれぞれの頂点を配置する。
  • 複数の線端があり、それらを平行にしない場合には、角度精度の100倍以上の角度(セッション角度精度では10-9)をつけてそれぞれの線端を配置する。
  • 弧の精度を正確に処理するには、弧の作成に使用する半径をサイズボックスの寸法の10倍よりも小さい値にする。