ContextCaptureユーザーガイド

ジョブモニタリング

ContextCapture Masterからのプロジェクトのモニタリング

ContextCapture Masterには、アクティブなプロジェクトのジョブを管理するためのモニタリング機能があります。

ジョブにはいくつかのタイプがあります。

  • 空中参加測量のジョブは、ブロックの空中参加測量の実行を指示すると作成されます。ブロックの「全体」タブから、空中三角測量ジョブの進行状況をモニタリングできます。
  • リコンストラクション(タイル生成/ラスター生成)のジョブは、モデル制作の実行により作成されます。モデル制作の「全体」タブから、モデル制作ジョブをモニタリングできます。

ContextCapture Masterのインターフェイスで、アクティブなプロジェクトに関してのみジョブの実行指示、キャンセル、再実行ができます。

ContextCapture Masterでは、ジョブキューの状態を、ジョブキューモニターでモニタリングすることもできます。

ジョブキューの管理

ジョブキューにより、実行指示が出されたすべてのジョブを管理できます。

ジョブキューを管理するには、ジョブキューディレクトリに直接アクセスします。

ジョブはXMLファイルで表現されています。

ジョブキューディレクトリの概観

ジョブキューディレクトリは、次のような下位ディレクトリを含んでいます。

  • Archive - ジョブの保存のためにユーザー側で使用できるディレクトリです。

  • Cancelled - ユーザーがキャンセルしたジョブが入っています。

  • Completed - 完成したジョブが入っています。

  • Engines - 現在ジョブキューに接続しているEngineのリストです。

  • Failed - Engine側で処理が失敗したジョブが入っています。

  • Pending - 処理待ちジョブが入っています。Engineはこのフォルダからジョブキューを処理していきます。下位ディレクトリ("Low"/"Normal"/"High")は、ジョブの処理の優先順位を示しています。ジョブは最初"Normal"フォルダに入りますが、先に処理したいジョブは"High"フォルダに移動させると優先的に処理されます。

  • Running - Engineで処理中のジョブが入っています。

ジョブキューは、Windowsエクスプローラーで直接管理できます。

Windowsエクスプローラーから直接管理するジョブ:

  • 処理待ちのジョブのキャンセル - "Pending"の"Low"/"Normal"/"High"から"Cancelled"へジョブを移動します。
  • 実行中ジョブのキャンセル - "Running"から"Cancelled"へジョブを移動します。
  • ジョブの優先順位の変更 - "Pending"の"Low"/"Normal"/"High"下位ディレクトリ間でジョブを移動します。
  • ジョブの再開 - "Cancelled"または"Failed"にあるジョブを"Pending"の"Low"/"Normal"/"High"に移動します。
  • 失敗/キャンセルしたジョブの削除 - "Failed"または"Cancelled"ディレクトリにあるジョブを削除します。
  • 完成したジョブの削除 - "Completed"ディレクトリ内のジョブを削除します。
  • エンジンのリセット - "Engines"ディレクトリ内の項目を削除します(Engine再起動に有用です)。
  • ジョブの保存 - ジョブを"Archive"にコピーします。

プロジェクトが変更されている場合、ジョブを再開できないことがあります。

禁止事項 - 次のような操作はしないでください。

  • ジョブを"Running"に移動する。ジョブの処理を開始できるのはEngineのみです。

  • ジョブを"Completed"に移動する。ジョブを完成させることができるのはEngineのみです。

  • ジョブを"Pending"ルートに移動する。その下位ディレクトリ("Low"/"Normal"/"High")のみ有効です。