ContextCaptureユーザーガイド

水面の補完について

面矯正の重要な適用場面としては、位置情報が与えられているプロジェクトにおいて、水部の表面を正確に回復させるために使われます。

お勧めの方法は、GISソフトウェアで水部の3Dポリゴンを用意してKMLファイルで保存する方法です。

必要な範囲のポリゴンを指定する際は、おおよその範囲を選択すればOKです。厳密に川岸に沿って範囲指定する必要はありません。ContextCaptureでは、入力写真から有力な3D情報が得られない場所にのみ、面矯正を適用します。たとえば、地上の地物は写真に基づいてモデル化し、水部は面矯正に基づいてモデル化します。ContextCaptureでは、入力写真に写っている静止した船などもモデル化できます。つまり、KMLファイルで読み込んだ水面のポリゴンよりも、入力写真から得られる船の3D情報が優先されます。

広範囲の水面補完の例。リコンストラクション制限を適用しないケース(左)と、適用したケース(右)。

注記: インポートした面矯正を品質管理のインターフェイスから表示することができます。「品質管理」も参照してください。