ContextCaptureユーザーガイド

Cesiumへの公開

ContextCaptureではCesium 3D Tiles フォーマットのLODを備えた3Dモデルを生成して、Cesium Webアプリケーションでストリーミングおよび表示を実行できます。ContextCaptureでは、オプションで基本のCesiumアプリケーションを生成し、Webに直接公開することもできます。Cesiumは純粋にクライアントベースであるため、Cesium 3D TilesデータとCesiumアプリケーションは静的なWebサーバーでホストすることができます。

Azure Blobs/CDNまたはAmazon S3/CloudFrontなどのオンラインのファイルストレージWebサービスおよびコンテンツデリバリーネットワークにも対応しています。

3Dモデルは次の手順でCesiumアプリケーションに公開することができます。

  1. 「Cesium基本アプリケーションを生成」オプションをオンにして、Cesium 3D Tiles フォーマットのモデルを作成します。
  2. Bing MapsをCesiumグローブの画像のソースとして使用できるように、https://www.bingmapsportal.comからBing Maps APIキーを入手します。
  3. Bing Maps APIキーをモデル制作のApp/main.jsファイルの先頭に入力します。
  4. Webサーバーに"Production"フォルダ全体("Scene"と"App"の両方のサブフォルダを含む)をアップロードします。
  5. Cesiumアプリケーションにアドレスhttp://your_server/your_production/App/index.htmlからアクセスします。

オプションで、手順3および4の前にCesium基本アプリケーションをカスタマイズすることができます。数行のJavascriptで、クレジット/ロゴを追加し、ContextCaptureで生成された3Dモデルを他の3Dモデル、ラスターまたはベクトルGISデータと併用することができます。概要についてはCesiumのチュートリアルを参照してください。

Cesium 3D Tiles フォーマットでCesium Webアプリケーションに公開されたOrlandoの3Dモデルの例。約100行のJavaScriptコードを使用して、ContextCaptureで生成されたCesium基本アプリケーションにベクトルとPOIデータを追加しています。