ContextCapture Editor

「地面抽出」ツール

「地面抽出」ツールは、地形を抽出し、リアリティモデル(リアリティメッシュおよびポイントクラウド)の地面点を自動的に分類するために使用します。

ツールにアクセスするには、次のように操作します。

  • 「リアリティモデリング」作業フローの「抽出」タブ>「リアリティモデル: 地面抽出」の順に選択します。
  • 「リアリティメッシュのアタッチ」ダイアログボックスを開き、「ツール」を選択します。
  • ポイントクラウドマネージャを開き、「ツール」を選択します。

このツールによって、「シード点」という既知の地面点が作成またはインポートされます。これらのシード点を使用して、ツールのパラメータに従って高密度化した、おおまかな不整三角形網(TIN)を作成します。この出力は、高密度TINから生成されます。

注記: 注記: リアリティメッシュを使用する場合、モデルの解像度は「エクスポート解像度」設定値によって決まります。この設定値を変更するには、次のように操作します。
  1. 「リアリティメッシュのアタッチ」を選択します。
  2. 「プロパティ」ダイアログボックスを開きます。
  3. 「リアリティメッシュ」セクションに移動します。

設定値

説明

シードモード

改訂履歴のシード点を選択します。
  • 自動: 「最大インフラストラクチャサイズ」パラメータは、リアリティモデル上のグリッドを計算するために使用します。各タイル内の最も低い点が、シード点として使用されます。
  • 点: シード点として、選択したDGN画層内にある要素の頂点を使用します。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION SEEDMODE [AUTOMATIC | POINTS]
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION LEVEL
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION SEEDMODE [AUTOMATIC | POINTS]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION LEVEL

最大インフラストラクチャサイズ

リアリティモデル内の最大合成オブジェクトの最小側面。この値を使用してグリッドが計算されるときは、グリッドの各タイルに少なくとも1つの地面点が含まれている必要があります。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION MAXTRIANGLEEDGE
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION MAXTRIANGLEEDGE

地形の変差

リアリティモデルの地形が平坦なときは小さい値を使用し、起伏があるときは大きい値を使用します。既定値は5です。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION TERRAINVARIATION
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION TERRAINVARIATION

出力先

少なくとも次のいずれかの出力先を選択する必要があります。
  • シード
  • 地形
  • スケーラブルメッシュ
  • ポイントクラウド分類

シード

選択したDGN画層に「自動」シード点を保存します。保存されたシード点は、「点」シードモードを選択して編集および再利用することができます。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION SEEDS [ON | OFF]
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION LEVEL
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION SEEDS [ON | OFF]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION LEVEL

地形

高密度TINをGeopak Tinファイル(* .tin)に保存して、スケーラブル地形モデルを自動的に生成し、アタッチします。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION TERRAIN [ON | OFF]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION TERRAIN [ON | OFF]

ポイントクラウド分類

高密度TINのしきい値内にある地面点が自動的に分類されます。リアリティモデルがリアリティメッシュの場合、ポイントクラウドはリアリティメッシュの「エクスポート解像度」に従って抽出され、分類されます。

クラスの許容差:

  • 自動: 最後の高密度化パラメータを使用して、クラスのしきい値が計算されます。
  • 手動: クラスのしきい値を指定します。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION CLASSIFY [ON | OFF]
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION CLASSIFYMETHOD [AUTO | MANUAL]
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION CLASSIFYTHRESHOLD
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION CLASSIFY [ON | OFF]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION CLASSIFYMETHOD [AUTO | MANUAL]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION CLASSIFYTHRESHOLD

最大三角形エッジ

エッジの長さの値がこのしきい値未満になる三角形の内側で、地面点の追加を停止します。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION MAXTRIANGLEEDGE
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION MAXTRIANGLEEDGE

詳細出力設定

詳細設定をオンにして、自動的に出力ファイルを作成します。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION ADVANCESETTINGS [ON | OFF]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION ADVANCESETTINGS [ON | OFF]

ファイル名

出力ファイルを自動的に作成するときに使用されるファイル名。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION FILENAME
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION FILENAME

ディレクトリ

出力ファイルを自動的に作成するときに使用されるディレクトリ。
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION DIRECTORY
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION DIRECTORY

既存ファイル

自動的に作成される出力ファイルがすでに存在する場合の処理方法を選択します。

  • 上書き
  • 増分名
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION EXISTINGFILE [OVERWRITE | INCREMENT]
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION EXISTINGFILE [OVERWRITE | INCREMENT]
キー入力コマンド:REALITYMODEL GROUNDEXTRACTION
キー入力コマンド:POINTCLOUDADV GROUNDEXTRACTION