補助座標系を操作するその他の方法
補助座標系を使用するためのアキュドローのキーボードショートカットに加えて、には、「補助座標」ツールボックスと「補助座標」ダイアログボックスがあります。円筒形および球の補助座標系は、これらのメカニズムを使用してのみ操作できます。
補助座標系をアクティブにする
では、複数の補助座標系を定義して保存できます。いつでも、アキュドロー、「補助座標」ダイアログボックスのコントロール、または「補助座標系を選択」ツールを使用して、補助座標系をアクティブにすることができます。これにより、アクティブな補助座標系、DGNファイル座標系、ビュー座標系という3つの座標系を同時に使用できます。
補助座標ロック
「補助座標ロック」をオンにすると、ビューの既定の奥行きが、ビューの奥行き平面上でなく、アクティブな補助座標系のXY平面上になります。標準のアクティブな奥行きと同様に、この既定値は、既存の要素にスナップすることによって上書きできます。
この設定により、表示操作とアキュドローショートカットの<T>、<F>、および<S>がデザイン座標または補助座標系に対して相対的であるかどうかが決まります。また、補助座標系の尺度を使用する(補助座標系の尺度を明示的に1.0以外に設定した場合)かどうかも決まります。
補助座標系の平面ロックを有効にすると、「ビューの回転」ツールボックスのビューの回転ツールが、既定のビューではなく補助座標系のビューを回転させます。つまり、上面のビューは既定の上面ビューではなく、補助座標系の上面ビューになります。すなわち、上面、正面、側面など、各ビューに対して異なる補助座標系を作成する代わりに、<T>キー、<F>キー、および<S>キーのアキュドローショートカットを使用して、補助座標系を1つだけ作成し、上面、正面、および側面ビューに移動できます。
グリッド平面のロック
ACCUDRAW LOCK GRIDPLANEキー入力コマンドを使用して、補助座標ロック、補助座標スナップ、およびグリッド表示に関する設定を切り替えることができます。このキー入力コマンドは、アキュドローショートカットの<L>キー、<P>キー、および<F8>ファンクションキーにマップされています。
補助座標系の操作
補助座標系は次のように操作できます。
操作 | 「補助座標」ツールボックスで使用するツール |
---|---|
アクティブな補助座標系の回転 | 補助座標系を回転 |
アクティブな補助座標系の原点の移動 | 補助座標系を移動 |
選択したビューへの補助座標系の適用 | 選択したビューに補助座標系を適用 |
SET TPMODEキー入力コマンドと補助座標系
SET TPMODE LOCATE キー入力コマンドを使用して、グローバル原点に対して相対的に座標を表示できます。スナップ点をアクティブな奥行きであるアクティブな補助座標に投影したくない場合は、補助座標スナップを無効にします。
ビューに対して特定の補助座標を設定し、アクティブな奥行きツールではなく、補助座標系ツールと「補助座標系」ダイアログを使用する場合は、SET TPMODE ACSLOCATEキー入力コマンドを使用します。