TR.32.10.1.6 2010年版GB 50011に従った応答スペクトルの設定
このコマンドは、2016年版の中国の仕様であるCode for Seismic Design of Buildingsに従って、RESPONSE SPECTRUM荷重を指定、適用し、動解析を実行するために使用できます。コマンドの入力要求に基づき、またコードで定義されるように振動数 - 加速度のペアのグラフが計算されます。
一般的な書式
SPECTRUM { CQC | SRSS } GB50011 (2010) *{ X f1 | Y f2| Z f3 } ALPHA-
{DAMP f4 | CDAMP | MDAMP } ( { LINEAR | LOGARITHMIC } ) (MISSING f5) ( ZPA f6 ) ({ DOMINANT f10| SIGN }) -
{ ( INTENSITY f9 ) ( FREQUENT | FORTIFIED | RARE ) ( GROUP f11 ) ( SCLASS f12 ) }
指定項目:
パラメータ | 既定値 | 説明 |
---|---|---|
X f1, Y f2, Z f3 | - | X、Y、およびZ方向に適用される入力スペクトル用の係数。任意の方向、すべての方向が入力可能です。グローバル軸が指定されていない場合、指定されていない方向はデフォルトでゼロになります。
方向を指定した場合、XとZのデフォルト係数は1.0、Yのデフォルト係数は0.65です。少なくとも1方向を指定する必要があります。指定されていない方向は、デフォルトでゼロになります。 |
DAMP f4 | 0.05 |
減衰比。減衰を無視するには、正確に0.0000011の値を指定してください。
|
MISSING f5 |
"喪失質量"法を使用するためのパラメータ。モードにおいて表現されない質量の静的な効果を考慮します。 この喪失質量モード用のスペクトル加速度は、長さ/秒2で入力されるf6の値です。 "喪失質量"オプションを使用する場合は、この値を指定する必要があります。 |
|
ZPA f6 | 33(Hz) | MISSINGオプションでのみ使用するゼロ周期加速度値。 |
DOMINANT f7 | 1(第1モード) | 基本モード法。すべての結果の符号がモード番号f7のみが持つ符号と同じになります。モード番号f7が励起されると、結果が静的変位の結果として使用されます。値が入力されない場合は、モード1がデフォルトです。値0が入力されると、励起方向に最も大きな%寄与を持つモードが使用されます(1つだけの方向係数が非ゼロとなり得ます)。 |
INTENSITY f9 | 7 | 施設の震度。許可される値は次のとおりです。6、7、7A、8、8Aまたは9 |
GROUP f10 | 2 | 設計地震グループ。 |
SCLASS f11 | 2 | サイトクラス。 |
{ SRSS | CQC }は、各モードからの応答を組み合わせて全応答にする方法です。CQC法では減衰が必要です。SRSS法は、スペクトル周期曲線が減衰の関数にならない限り、減衰を使用しません。CQCは、近接するモード振動数による応答の拡大効果を含んでいます。CQCは、より洗練された実際的な方法であり、推奨されるものです。