交通シミュレーション
一連のアニメーションツールにより、一般道路または高速道路の交通をシミュレーションできます。これらのツールを使用すると、道路網を作成し、車両を配置したりさまざまな速度で動かしたりできます。さらに、出口車線や入口車線を設けることができます。
たとえ急斜面の道路であっても、車両は基となっている道路との接触を維持し続けます。オプションで車両に繰り返し回数を設定することで、アニメーションの実行中、交通の流れを一定に保持させることもできます。複数車線スクリプトは、各車両にいくつもアクターを作成する必要なく、自動的に作成されます。
車線の設定
道路や高速道路に沿って車両を走行させるには、一連のパスまたは車線を定義する必要があります。車両はこれらの車線をたどります。アニメータはこれらの車線を、車両が動く路面上のポイントを計算するためのみに使用します。したがって、車線は路面上に正確に配置する必要はありません。ほとんどの場合、これらの車線は路面上のどこに配置してもかまいません。パス情報を持つ2次元レイアウトファイルを参照して、車線のベースとして使用することさえ可能です。ただし、1つの車線が橋の下を通過し、次いで立体カーブとなるような場合、交差する各路面上に正しいパスが形成されるよう、3次元で定義する必要があります。
交通シミュレーションで入口車線と出口車線をリンクした場合で、アニメータが実行されていないときにその車線を削除した場合、アニメータは削除された車線への参照を、リンクされた車線の属性として保持します。アニメータはその旨をメッセージセンターに表示し、ANIMATOR TRAFFIC LINK CLEANUPキー入力コマンドを実行して参照をクリーンアップするよう促します。このキー入力コマンドを実行すると、アニメータはすべての車線リンクを検証し、正しくない車線リンクを削除します。