ラスターファイルのデタッチ
1つ、複数、またはすべてのラスター参照をデタッチできます。
選択セットにラスターを含めたときに、ラスターが削除されないようにするには、次のキー入力コマンドを使用します。
鏡映、変形によるサイズ変更、切り取りなどの修正を画像に加えた場合、画像をデタッチするとそれらの設定値は失われます。詳細については、「画像ファイルの移動、変形、およびサイズ変更」を参照してください。
読み取り/書き込みモードのラスターファイルをデタッチする場合、作業セッション中にファイルのネイティブ情報が修正されていると、ラスターファイルに加えられた変更内容はラスターマネージャによって自動的に保存されます。この処理は、次の"ネイティブ"情報に適用されます。
デタッチするファイルにネイティブのジオリファレンスや既存ファイルに格納されているジオリファレンスがない場合は、ファイルが更新されるように、「選択事項」ダイアログボックスの「位置情報を保存」チェックボックスをオンにする必要があります。デタッチするファイルにネイティブのジオリファレンスや既存ファイルに格納されているジオリファレンスがある場合は、「必要であれば位置情報をシスタファイルに保存」チェックボックスの設定にかかわらず、ファイルは更新されます。
自動ファイル保存機能によって、ラスターマネージャにおけるデタッチ操作が制御されます。ラスターの自動ファイル保存機能は、既定でアクティブに設定されています。これは、デタッチ操作でファイルへの変更が加えられているときに、ユーザーに対してプロンプトが表示されないことを意味します。自動ファイル保存機能の既定の動作を変更して、ラスターマネージャでデタッチ操作が実行されるたびに、画像を保存するかどうかを確認するプロンプトを表示するように設定できます。
自動ファイル保存機能の既定の動作を変更するには、次のキー入力コマンドを使用します。
- RASTER SAVEAUTO SETON(自動ファイル保存機能をアクティブにする場合)
- RASTER SAVEAUTO SETOff(自動ファイル保存機能を無効にする場合)
- RASTER SAVEAUTO TOGGLE(自動ファイル保存機能を切り替える場合)
- RASTER SAVEAUTO GET(ステータスフィールドに自動ファイル保存機能のステータスを表示する場合)。
次の構成変数を使用することもできます。
MS_RASTER_SAVEAUTO = 0構成変数をアクティブにするには、製品を終了して、再起動する必要があります。