STAAD.Pro Physical Modelerのヘルプ

コード固有の応答スペクトル定義を追加するには

コード固有の荷重パラメータを含む応答スペクトル定義を追加するには、次の手順に従います。

注記: 応答スペクトル荷重ケースのパラメータを定義するだけでなく、構造の質量モデルを定義するために、1つまたは複数の質量荷重グループを作成する必要があります。詳細については、『質量モデル荷重グループを追加するには』を参照してください。
注記: 応答スペクトルパラメータは、STAAD.Pro Physical Modelerでは荷重定義として指定されます。これらのパラメータが荷重ケース自体に直接追加されるSTAAD.Proとは少し異なります。
  1. 「カタログ」リボンタブの「荷重定義」グループの「応答スペクトルを追加」ツールを選択します。

    「応答スペクトル定義」ダイアログボックスが開きます。
  2. 新しい地震荷重定義に付ける一意の「名前」を入力します。
  3. 使用する「コード」「バージョン」を各ドロップダウンリストから選択します。
  4. 使用する「スペクトルタイプ」を選択します。 加速度または変位スペクトルのどちらが入力されるかを示します。応答スペクトルデータの加速度と変位値の関係は次のとおりです。
  5. 使用する「補間タイプ」を選択します。 入力スペクトル対周期曲線の線形または対数補間を選択して、その周期が与えられたモードのスペクトル値を決定します。デフォルトは線形です。スペクトル-周期曲線は、通常、Log-Logスケールのみにおいて線形であり、そのようなケースでは、対数内挿が推奨されます。特に、スペクトル曲線に2、3点のみが入力されている場合に推奨されます。
  6. (オプション) 使用する「スケール」の値を入力します。
  7. 分析の実行時に加速データのファイルを作成するには、「保存」オプションのチェックボックスをオンにします。
  8. (オプション) ねじりオプションを選択します。
    1. 「ねじりを使用」オプションのチェックボックスをオンにして、動的ねじり、不測のねじり、またはその両方を考慮します。
    2. 「動的な偏心」に使用する値を入力します。 この係数は、剛心と重心(全体方向における静的地震力に対して垂直)の計算上の距離で乗算されます。
    3. 「偏心」に使用する値を入力します。 この係数は、ダイアフラムレベルで構造の垂直幅に適用され、ねじりの偏心距離を決定します。この値は通常、建築物のコードや地域に応じて、0.05(5%)~0.1(10%)にします。正(時計回りのねじりの場合)または負(反時計回りのねじりの場合)の値を入力できます。
  9. (オプション) 個々のモード応答(IMR)のオプションを選択します。
    1. 個々のモード応答を荷重ケースにコピーするには、「IMRの結果を生成」オプションのチェックボックスをオンにします。
    2. 生成する「モード数」を入力します。 抽出された数が実際のモード数よりも多い場合は、実際のモード数が使用されます。
    3. IMRの結果に使用する荷重ケースの開始番号を指定するには、「初期荷重ケースを設定」オプションのチェックボックスをオンにし、最初の荷重ケースとして使用する「荷重ケース番号」を入力します。
  10. USコードの場合は、マップされた加速度値を指定するために使用する「オプション」を選択します。
    • 「郵便番号」 - 郵便番号
    • 「緯度/経度」 - 地理座標
    • 「SS/S1」 - 加速度値を直接指定する場合
  11. スペクトル値またはコード固有のパラメータを指定します。
    オプション 説明
    カスタム、カナダ、またはインド(下層土のカスタム定義あり) 「値」フィールドをクリックし、「周期」と「加速度」/「変位」のデータの組み合わせを入力します。
    ヨーロッパ、インド、ロシア、または米国 応答スペクトルを定義するコード固有のパラメータを指定します。
  12. 「OK」をクリックします。
応答スペクトル定義がモデルカタログに追加されます。
この定義を使用して応答スペクトル荷重ケースを追加することはできません。

カタログで任意の応答スペクトル定義を選択すると、そのパラメータが「プロパティ」パネルに表示されます。

応答スペクトル荷重定義を編集するには、構造のカタログから編集する定義を選択し、「カタログ」リボンタブの「編集」グループの「編集」ツールをクリックします。